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2012年のトップ記事のまとめ

本ブログの記事で,2012年中にアクセス数の多かった記事や人気のあった記事を,10位まで列挙する。

2012年に公開した記事で,アクセス数のトップ10

アクセス数の多い順に並べる。

なお,ブログ全体の年間PVは147万,ユニークで126万。

1,
GoFの23のデザインパターンを,Javaで活用するための一覧表 (パターンごとの要約コメント付き)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120330/p1

  • 年間PV:7382


2,
Androidアプリをマーケットに公開する方法の作業手順メモ (リリース時とアップグレード時のチェックリスト)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120310/AndroidMarketRel...

  • 6476


3,
Androidで,自動起動する常駐型サービスのサンプルコード (アプリの裏側で定期的にバッチ処理)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120724/AndroidAutoStart...

  • 6113


4,
Android SDK の動かないコード(中級編) invalidate しても再描画されないエラー
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120404/AndroidInvalidat...

  • 4116


5,
jQuery Mobile と HTML5 で、Androidのネイティブアプリを作成する手順
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120717/CreateAndroidNat...

  • 4098


6,
たった2ファイルで,HTML+JS製のネイティブAndroidアプリを作る手順 (動作するサンプルコード付き。WebViewの活用方法)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120710/CreateAndroidApp...

  • 3921


7,
AndroidやiOSの「ハイブリッドアプリ」で,JavaScriptとネイティブ・コードが連携する仕組みを図解 (おまけ:HTML側で施すべき,クロスプラットフォーム対策)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120713/p1

  • 3909


8,
今から1時間で,64ビットWindows 7上にAndroid開発環境を構築し,サンプルを動作させる手順 (※4.x系のSDKを使用)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20121017/AdnroidDevelopme...

  • 3604


9,
Javaの非同期処理を,シングルスレッドのようにシンプルにコーディングするための設計パターン (並列処理を逐次処理にする)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120205/p1

  • 3258


10,
CSSだけで「横並び」と「縦並び」を切り替え可能なテーブルを,dl・dd・dtタグで作ろう (table要素を使わない,変更しやすい表組みレイアウトの実装方法)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120312/p1

  • 3233


この結果を見ると,年内に注目を浴びた主だったトピックは,下記の3つという事になる。

  1. Java言語(プログラミング及び設計)
    • Gofやマルチスレッド設計関連。
  2. Android
    • 日常的に必要なんだけどイマイチ自信がない,というような,かゆい所に手が届く系の記事。
  3. Web(とくにスマホ絡みで,HTML5とハイブリッドアプリ関連)
    • WebView・ハイブリッドアプリの図解・jQueryMobileの3記事がランクイン。


去年の時点で,既に潮流は「ハイブリッド」だった。

今年は加速するだろう。


個人的には,デザインパターンの記事が1位なのは納得できる。

あれは,手持ちのエッセンスをコテコテに凝縮したから,当然だ。


だが,「作業手順書」が2位とはどういうことか…?

CSSの縦並び・横並びの切り替えも,まったく新規性のない情報なのに…。

そんな意外さもあった。


2012年に公開した記事で,はてなブックマーク数のトップ10

現時点でのブックマーク数の順とする。

はてブのカウント数は,記事URLを見ればそこで閲覧できるので,ここにはいちいち転記しない。

1,
GoFの23のデザインパターンを,Javaで活用するための一覧表 (パターンごとの要約コメント付き)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120330/p1

  • 800ぐらい


2,
あなたが理解できない,たった一行のRubyのコード (動的言語に対する静的解析の限界)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120619/p1

  • 300ぐらい


3,
Javaのジェネリクスで,T.class や new T() ができず悩んだ話 (型パラメータのインスタンス化に関し、フレームワーク設計からケーススタディ)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120502/p1

  • 100ぐらい


4,
たった2ファイルで,HTML+JS製のネイティブAndroidアプリを作る手順 (動作するサンプルコード付き。WebViewの活用方法)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120710/CreateAndroidApp...


5,
Javaの非同期処理を,シングルスレッドのようにシンプルにコーディングするための設計パターン (並列処理を逐次処理にする)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120205/p1


6,
Java使いの必携書「Effective Java 第2版」を,通読・マスター・事後参照するためのリンク集
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20121211/p1


7,
Android SDKの,ParcelableとSerializableの違いを比較 - Intentで独自オブジェクトを運搬する際,役立つのはどちら?
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120313/p1


8.
AndroidやiOSの「ハイブリッドアプリ」で,JavaScriptとネイティブ・コードが連携する仕組みを図解 (おまけ:HTML側で施すべき,クロスプラットフォーム対策)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120713/p1


9.
AndroidのUIで,レイアウトXMLの記述を簡素にするための,7つの基礎知識
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20121114/SimpleAndroidLay...


10.
JavaScriptの動かないコード (中級編) 文字数のカウントに失敗する
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20120523/LengthOfUnicodeS...


アクセス数の傾向とほとんど変わらない。

Java言語,Android,Webである。


懸念が一つある。それは,

これだけ見ると,まるで私が「Javaの人」であるかのように見える,という事だ。


実際にそのように扱われることもある。Javaの人なんでしょ?と。

だが,そのたびに弁解しなければならない。

「私は別にJavaの人ではない。むしろ,動的言語やスクリプト・バッチ寄りの人。

Javaは単なるコモン・センスであり,エンジニアとしての常識的な素養だから,

開発の話をする時に避けて通れないので書いてるだけ。

ただ,Javaを使った開発パラダイムを変革させて,

もっと動的言語寄りでアジャイルかつ柔軟な手法を編み出せないか,

という研究活動には関心があるけども」

と。

ブログ内の全記事で,2012年中にアクセス数が多かった記事のトップ10

2012年よりも前に公開した記事を含めると,年間アクセス数は下記のようなランキングになる。

1,
Tortoise SVNの使い方を覚えてもらうためのページ (初級,中級)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20110114/p1

  • 年間PV:15961


2,
ネットワーク図の書き方 (物理/論理構成図の作成手順と,Excelで使えるアイコン素材のリンク集)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20110916/p1

  • 15205


3,
今から3分で jmeter の使い方を身に付ける  (負荷テスト入門)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20081014/1223905380

  • 12925


4,
J:COMでネット利用時に,無線LANルータを導入し,PCとiPadからWi-Fi接続する方法 (ケーブルモデムにつながらない時のための,設定手順のメモ)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20111015/p1

  • 12366


5,
今から1時間で,Androidアプリの開発環境を構築し,Windows上でサンプルを動作させる手順
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20110724/p1

  • 12050。あとはめんどいのでPV省略


6,
JavaScriptの動かないコード (中級編) clickイベントを強制的に発生させたい (fireEvent/createEventの使い方)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20090907/p1


7,
Excel VBAで,グラフを自動で描画しよう(データ範囲を動的に変える) + ソフトウェアの品質保証について
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20090516/p1


8,
Word VBA の入門用リンク集 (ワードマクロの,サンプルコードやリファレンス)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20100314/p1


9,
Androidアプリで,HTTP通信のPOSTリクエストをする汎用クラス (文字化け無し+非同期タスク)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20111121/p1


10,
Excel VBAのマクロで,IEを自動操作しよう (DOMセレクタ関数をVBAで自作)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20090710/p1

良い傾向だ。とてもバランスがよい。

本ブログのポジションと目的を如実に表している。

  • フロー型の情報に振り回されず,ストック型の情報を堅実に蓄積すること。
  • レガシー(認知度は高いが今後の需要が生じない)と,エッジ(短期的な話題性はあるが今後の消滅リスクが高い)の,中間を走ること。中堅ということ。
  • 自動化,手順化,汎用化すること。


また,このブログでは,よそのページに書いてある事は,いちいち載せない。

そういう情報は,よそのページを見れば済む事なのだから,このブログに転記するだけ無駄だ。
時間も手間も労力も。

ググれば一発で終わる情報のために,時間を奪われるのは,人生の浪費だ。と考える。

何らかの追加的な価値を生じさせる事(例えば,自分にとって読みやすく使いやすいようにまとめなおすとか)ができない限り,そういう情報のためには指一本動かさない。


ここはニュースサイトではない。開設当時から,「辞書」のようなものだと考えて運営している。


この点は,相当意識している。

ニュースの情報価値はその場限りであり,「その日中」「その日まで」だ。

辞書は完全に逆であり,「その日から」が重要であり,「その日以降」に使われることだけが目的である。

時間と共に価値がすぐ低減するような情報は,いっさい発信しない。

(※全く取り入れない,という極端なスタンスではない。自分からあえて発信行為を行わないということ。そんな暇はないから。)


本ブログ上に掲載される情報は下記のとおり。

  • 私にとって必要であるにも関わらず,いくらググっても出てこないので,仕方なく,自前で書くしかない。というオリジナルな情報
  • まとまった情報が手に入りづらいけど,本当に役立つので,今後の参照のために見やすく集約しておくべき情報
  • その他なんでも,私個人にとって利便性を感じるのでメモしておきたい情報


最後の点は重要だ。

他の人にとっていくら役立つ情報であっても,私が使わないなら,このブログに載ることはない。

万人受けするような情報は書かない。そんな事をしても,書き手である私の人生には一切貢献しないからである。

逆に,私自身が個人的に利便性を感じるのであれば,世間的なニーズがどうであろうと時間をかけて執筆して公開する,という場合も多々ある。


こういった事柄は「このブログの存在目的」というエントリで既に述べた。

私はブログのために存在しているのではない。ブログが私のために存在しているのだ。

なので,アクセスを稼ごうとして,よくあるせこい連載記事をせっせと書いたりなんぞしない。

自分自身のエンジニアライフを豊かにするための一助として,このサイトをDBとして有効活用してゆく所存だ。

その結果として,公開した成果物がだれか他の人の役にも立つのであれば,それは否定せず,付加的な事柄として大いによしとする。


2013年も,このスタンスに変化はない。


付録

2012年中の,アクセス数の変化と,検索元キーワードのランキングの遷移をグラフで図示する。



アクセス数の増減の動向は,きわめて単純。

春休みと,夏休みと,冬休みにアクセスが減る。

それを加味した上で平均すると,1つの四半期あたり1万人ほどPVが増える。


キーワードの動向も,1年を通じてそれほど大きな変化は無い。

Excel VBA+Word VBAのマクロや,IEの自動操作に関する情報のニーズはコンスタントにある。

また,Androidについて深いことを書こうとすれば,必然的にJava関連のアクセスも増えることになる。


話題が古くなったので減少傾向にあるキーワードとしては,Selenium→WebDriver,HTML→HTML5,CSS→CSS3などがある。


唯一不思議なのは,jcomに関係する記事はたった一つしか書いていないのに,その検索ワード経由でのアクセス数が極端に多いことだ。

jcomユーザが増え,なおかつNW設定で困っている人も多いということか。