スポンサーリンク

「お名前.com」と「さくら」のVPSホスティングの評判を比較し,Ruby on RailsでWebアプリを構築してみよう

VPSホスティングサービスを使えば,Linuxの仮想マシンを1台丸ごとレンタルできる。


SSHやFTPで接続でき,自前でWebアプリを立ち上げたり,OSを自由に利用できる。

仮想マシンなので,OSの起動・終了・バックアップもWeb上の管理パネルから可能。

(※仮想マシンのOSは,Windowsの場合もある。VirtualWebなど。)



一昔前の「レンタルサーバ」という語は,死語となりつつある。

その代わりに台頭しているのが,この「VPSホスティングサービス」である。


今後は・・・

  • Web初心者はブログ+SNSへ流れ,主にコンテンツを発信する。
  • Web上級者はVPSやPaaSへ流れ,www上に存在する仮想マシンの中で,自前のWebアプリを動かす。

という二極化が進むことだろう。


エンジニアとしては,自分専用のVPSを一つぐらい持っていないと,箔がつかない時代になった。

バーチャル・プライベート・サーバ (Virtual private server, VPS)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9...


本稿では,Webアプリの動作環境という観点から,2つのVPSホスティングサービスを比較する。

  • (1)お名前.comのVPSサービスの場合
  • (2)さくらインターネットのVPSサービスの場合

VPS上で動作させるWebアプリとしては,

比較的リソースを多めに要する Ruby on Rails を取り上げる。


また,さくらVPSの試用申し込み手順と,

さくらVPS上でのRuby on Rails+Passengerの動作手順も掲載する。


(1)お名前.comのVPSサービスの場合

総論

メリットとデメリットの比較:

メリット

  • コントロールパネルが充実しており,初心者にも使いやすい。
  • サブドメインに「バーチャルURL」機能があり,複数の小規模Webサイトの同時運用に便利。
  • 料金は,リソースを無視すれば安い。

デメリット

  • まともにアプリを動かそうとすると,メモリ不足で悩まされる。swapもないので,プログラムが突然落ちる。
  • 安定性や技術サポート力の観点からして,本番用途に利用するべきではない。テスト用途向け。


結論:

  • PHPで作ったような小規模Webサイトを複数同時運営するのには向く。
  • しかし,本格的なWebアプリ作成のためにはリソース不足。別のサービスを考えるべき。
料金

安い部類に入る。月額2〜3千円。

公式の料金一覧表(わかりづらい)
http://www.onamae-server.com/vps/price/


お名前.comのVPS
http://3qrs.jp/vps/onamae.html

  • 共用サーバーはあまり評判のよろしくないお名前.comですが、VPSは高い人気があります
  • 初期費用は5,250円、月額は2,940円が基本
  • 初期費用無料のキャンペーンや月額3ヶ月分無料キャンペーンなども比較的頻繁に行われている
スペック

機能詳細
http://www.onamae-server.com/vps/spec/

  • 「swapなし」と明記すべきだろう。

リソースは
システム設定→サーバー→基本情報
で確認可能。



root権限はある。
ログインできない場合,
管理パネル→ユーザー→rootアカウント
でパスワードを確認。

一般管理者アカウントでSSHログイン後,
su - root
でパスワードを入力すればrootになれる。

サブドメイン+バーチャルURL機能

この機能は便利。作成したばかりのサブドメインをブラウザ上から疑似的に閲覧できる。

ただし,動的なページは正しく動作しない場合がある。

お名前.comのフォルダ構造
http://www.onamae-server.com/support/...

  • /var/www/vhosts/の下にサブドメインのフォルダが並ぶことになる


バーチャルURLについて:

お名前VPSのバーチャルURLで、ネームサーバ切り替え前にアクセス出来るの便利 (^_^)
http://twitter.com/#!/apr_20/status/7...


CGIは動作しない場合がある
http://www.onamae-server.com/support/...

  • ネームサーバーの変更が反映してからご確認ください
Ruby on Railsのデプロイ

お名前.comは,残念ながらWebアプリの本格的な開発には向かない。

Railsの例:

CentOS 5.6上で Apache+Passenger+Ruby on Rails 1.2 を動作させる手順 (仮想マシン上に,レガシーRailsの実運用環境を構築)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20110814/p1

上記の手順でRailsの動作環境をセットアップしようとすると,途中でメモリ不足で落ちる。
(メモリ: 基本512MB 最大1GBプランの場合)

# passenger-install-apache2-module


virtual memory exhausted: Cannot allocate memory
rake aborted!
Command failed with status (1): [g++ ext/apache2/HelperAgent.cpp -o agents/...]

(See full trace by running task with --trace)

--------------------------------------------

It looks like something went wrong

Please read our Users guide for troubleshooting tips:

   /var/www/vhosts/00_default/user/.gem/ruby/1.8/gems/passenger-3.0.8/doc/Users guide Apache.html

If that doesn't help, please use our support facilities at:

   http://www.modrails.com/

We'll do our best to help you.


とはいえ,状況次第では「絶対不可能」というわけではないので,下記のリンクなどを参考にRailsを利用開始できるかもしれない。

あるVPS上でredmineをインストールしてみる
http://snjx.info/diary/snjx/redmine

  • リソース不足に頭を悩ました
  • Apache上でRuby on Railsアプリケーションを動かす/Passenger(mod_rails for Apache)の利用を基本にした
  • passenger-install-apache2-moduleは実行すると、必要なモジュールを環境に合わせて自動的にコンパイルするんだけど、このコンパイルが途中で落ちる。メモリの確保ができねんだってさ
  • sshdだけがまともに走ってる状態にまでしてやっとコンパイルが通った


お名前.com VPSプランでRuby on Rails環境の構築
http://b.ruyaka.com/2010/04/30/%E3%81...


Ruby on RailsをVPSで動かす
http://vps.fean.info/rails/with_apache

  • お名前.comのVPSのCentOS 5.3で実行したRuby on RailsとApache2を連携するための設定方法

がしかし,とりあえず利用開始できたらそれはいいのだが,運用時はどうなるのか。

運用時のメモリ不足や強制終了まで視野に入れた上で,それでも,このVPS上でRails構築作業に取り掛かるのだろうか。


お名前.comのメモリ不足問題

お名前.comのメモリは,どの程度貧弱なのか。

世間では,どれほどの評判か?

お名前.comのVPSの「最大メモリ」は使えないも同然のようです
http://d.hatena.ne.jp/aroundthedistan...

  • お名前.comのVPSでは使用メモリが512MB超えた瞬間に検閲デーモンがSIGKILLを投げるようで、基本メモリ(デフォルトは512MB)をオーバーしたアプリが落ちる仕組みになっています。私も何度もそういう状況に出くわしました
  • 「最大1GB」は釣りという事になる
  • 後付けで「お客様の利用メモリー数が基本メモリ(512MB)を超えた場合、自動でサービス停止が発生する場合がございます。」

お名前.com サーバーの設定、突然サイト表示されなくなって、、、
http://pc-beginner-ok.com/server/server
お名前.com VPSの容量は120GB でたっぷりあり問題ないのですが、メモリーが500MBと少ないため、同時にたくさんの作業をすると落ちてしまいます
たとえば、3つの別々のドメインでワードプレスの管理画面を開き作業すると、落ちます
今後、サイトアクセス数が増えるともっと落ちやすくなるので、メモリーの追加が必要です。
突然サイトが表示されなくなって,「あーやっちまっただー」



お名前.com の VPS を Zabbix でリモート監視
http://giraffy.jp/blog/2010/03/05/ser...

現在は Web サーバやメールサーバを お名前.com の VPS サーバ上で動かすようにしているのですが、これが非常に不安定で困っています。

Apache や Postfix, BIND等のプロセスが突然すべて落ちてしまうというひどい現象が起きてしまっていたのでサポートに問い合わせたところ、メモリーの使用量は500MB以内に調整するように、とのことでした。

メモリーは最近増量オプションも加わったので、これを使えばもう少し安定するのかも、とも思うのですが、やっぱりあまり長くは利用できそうにないなぁ、という印象です。ちょっとでもシリアスな使い方をするなら、これはないよな、というのが分かってきました。

さくらあたりの専用サーバにでも乗り変えないといけないですかねぇ…。


利用者レビューをよく読んでみよう。

「酷い」「使えない」という語が何度出てくるか,落ち着いて数えてみよう。

レンタルサーバー事業者 お名前.com レンタルサーバーの詳細情報・評価(一部のみ抜粋)
http://www.rental-server.ws/server_de...

  • 「3カ月無料」に騙された - 「3カ月無料」とあったので申し込んだら、+3ヶ月の有償利用が条件ということが事前には全くわからない。酷い
  • 酷すぎる。 - サポートダイヤルに電話すると、機器の再起動時の設定ミスでファイアウォールに引っかかってしまった。と言われた。元通りに直して下さいとお願いしても、サポート外
  • あと何十年待てば安定しますか? - メールサーバーの不安定さは想像以上に醜いです。過去の障害情報履歴を見れば一目瞭然ですが、何故こんなにも不安定なのかが理解出来ません。他の方も記されている様に、このサーバーはテスト用でしか使えないと考えた方が良さそう
  • メールトラブル多発 - 仕事にならないです
  • サーバー障害が多すぎる - 仕事で使っているのですが、障害が多すぎて使い物になりません。メールが一日使えないことも、しょっちゅう… そのせいで何度か仕事に支障が出てしまったので乗り換え作業中です。安定して使いたい方には、おすすめしません
  • 技術力に疑問 - 格安ですし、root権限もあり快適にテストサーバーに使用しています。ただし一旦障害が起きるとグダグダで対応も悪く、本番には不向き。アナウンスも「問題隠蔽」「責任転嫁」型で、不振感を感じるためホスティング業者としてはあまり信頼が置けないと感じることがあります。コストと自由度を生かして、テストや開発にさらっと使う程度がいい
  • ホントに酷い - 基本メモリ1GB契約(オプションで+512MB)にして、MAX:1.5GBまで使える状態にしても、しょっちゅうシステムダウン
  • 使い物にならない - WordPressひとつ運営するだけで、サーバーは2日に一回は落ちる
  • もう最悪 - 長い期間我慢してきましたが、契約期間が長くなればなる程サーバーの品質が下がってきています。今、年間契約してしまった事を非常に後悔しています
  • ちょっとひどいかな - 障害情報として公開されない規模の不具合はしょっちゅうですし復旧までも時間がかかりますね。どんなに小規模であってもビジネス目的の利用は止めたほうがいいです。個人利用なら構わないのでしょうが、安さと案内のうまさににつられると絶対に後悔する


念のため断わっておくが,本稿は「お名前.com」を蹴落としたいのではない。


上記のような「現実の評判」を十分把握した上で,

下記のような限定的用途で利用するためには,ある程度有用なVPSサービスであると思われる。

  • 小規模の静的Webサイトを,複数のサブドメイン上で細々と動かす。
  • VPSとはどういうものか,管理パネル経由で,テスト環境として試しに使ってみる。

(2)さくらインターネットのVPSサービスの場合

総論

メリットとデメリットの比較:

メリット

  • メモリが「普通に」ある。多いとか早いとかの話ではなく,とにかく「お名前.com」とは違って,アプリがいきなり落ちるような不安や心配感を絶えず抱えながら作業する,ということがない。デベロッパにとっては,たとえて言うならば,自分の住んでる場所が戦争中か平時かぐらいの心境の差がある。

デメリット

  • Apacheの設定やセキュリティ対策,スクリプト言語のインストールなどは,自分で一から実施する必要がある。逆に言うと,それらを自分の管轄下で行うことができるだけの自由度がある。つまり,中級者以上にとっては,これはメリット。


結論:

  • Webサイトではなく,Webアプリを本格的に動作させる場合であっても,本番環境として利用できる。価格もお手ごろ。
料金

メモリ1GBプランの場合は,初期費用3k円,月額1500円。

root権限付き。

http://vps.sakura.ad.jp/


参考となる金額:

デスクトップPCつけっぱなしでの一ヶ月の電気料金は,アバウトでいくらかかるのか
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/973139.ht...

  • デスクトップ型のサーバだと3000円台
  • ノートPCだと1000円台
スペック

メモリについての参考:

さくらインターネットのVPS メモリ1Gプラン
http://rental.off-soft.net/1966.html
ウェブサーバーとして利用するには、このプランが一番値ごろ感があるような気がします。
512MBプランでは、ウェブサーバーでphp,mysqlを動かすとどうしてもスワップを使ってしまいます
このプランで1Gのメモリを手に入れれば、セッティングをうまくやれば、ほとんど、この1台でまかなえそうです。


さくらのVPSのメモリ不足の確認
http://blog.eax.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3...
さくらのVPS512(元980)では割り振られるメモリが512MBです。
ただし、さくらのVPSではスワップ(仮想メモリ)が使えるので
すぐにプログラムが動作しなくなったり、
サーバが落ちることはありません。


お名前.comとの費用面での比較:

さくらのVPS 4Gを契約してみた
http://test.storymarketing.jp/archive...

  • 初期投資はお名前.com側がキャンペーンなどで無料になっているのでさくらの高額さが目立つ感じ
  • 月額費用はさくらに軍配が上がります。1ヶ月払いを基準に考えるとお名前.comのオプションでメモリを1Gにした場合と,さくらで4Gを契約した場合の月額費用がほとんど同じ
  • リソースベースの費用対効果ではさくらを選ぶべき
申し込みの流れ

1GBプランのVPSを,2週の試用期間目当てで契約してみる。


http://vps.sakura.ad.jp/
より,「さくらのVPS 1G」を「お申込み」。

クレジットカードの情報を入力。

登録完了後,さくらの会員専用ページの「契約情報」タブを押下すると

画面下部に「さくらのVPS 1G」とあり,IPアドレスと共に

  • サーバ設定
  • キャンセル
  • 本登録

の3ボタンが存在。

試用期間中に「キャンセル」すれば,料金は発生しないで済む。

仮登録完了のメールが送られてきて,

《 クレジットカード払い 》
お試し期間終了後、自動的に本登録になりクレジット決済が発生いたし
ます。

と記載されている。

ここには,コントロールパネルへのログイン用のパスワードも記載されているのでメモしておく。
(さくらインターネットの会員パスワードとは別物)



「サーバ設定」ボタンを押下し,VPSホームを開く。

「仮想サーバ操作」の「起動」を押下。

サーバが起動する。


今後,このVPSコントロールパネルには,下記のURLからアクセスできる。
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/

Ruby on Railsのデプロイ

まず,PuttyでSSH接続。

初期状態でsshdは起動しているので,すぐに接続できる。

該当IPアドレスへ接続して,ユーザ名はroot,パスワードは上記コンパネと同一のものを利用。

接続完了。

セキュリティが気になる場合は,下記のような設定を施す。

さくらのVPSを借りたら真っ先にやるべきssh設定
http://blog.myfinder.jp/2010/09/vpsss...


あとは,下記のページの指示に従ってRuby on Rails + Passengerをインストール。

コマンドをコピペするだけで簡単に終わる。

CentOS 5.6上で Apache+Passenger+Ruby on Rails 1.2 を動作させる手順 (仮想マシン上に,レガシーRailsの実運用環境を構築)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20110814/p1

(1)のOSと,(2)のgccはスキップ。

[root ~] which gcc
/usr/bin/gcc

[root ~] which yum
/usr/bin/yum


(3)のRubyあたりから作業を実行。
(4)のRailsのインストールも。
(5)ではWebrickにブラウザ経由でアクセスできるはず。
(6)(7)でApacheのテストページが見れるはず。

(8)のpassengerのインストールがドキドキだが,ちゃんと

The Apache 2 module was successfully installed.

と表示されるはず。

ここは,お名前.comだとメモリ不足でほぼ到達できない領域だ。

(9)の動作テストも無事終わるはず。


この状況で,リソースの使用状況を確認してみる。

[root ] top
top - 14:55:40 up 51 min,  3 users,  load average: 0.00, 0.04, 0.07
Tasks:  70 total,   2 running,  68 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  0.0%us,  0.0%sy,  0.0%ni,100.0%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.0%si,  0.0%st
Mem:   1026876k total,   649544k used,   377332k free,    48396k buffers
Swap:  2048276k total,        0k used,  2048276k free,   478528k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND
    1 root      15   0 10352  688  580 S  0.0  0.1   0:00.56 init
    2 root      RT  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.09 migration/0
    3 root      34  19     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 ksoftirqd/0
    4 root      RT  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 watchdog/0
    5 root      RT  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.01 migration/1
    6 root      34  19     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 ksoftirqd/1
    7 root      RT  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 watchdog/1
    8 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 events/0
    9 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.01 events/1
   10 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 khelper
   19 root      13  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kthread
   24 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.02 kblockd/0
   25 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.01 kblockd/1
   26 root      14  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kacpid
   95 root      14  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 cqueue/0
   96 root      15  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 cqueue/1
   99 root      10  -5     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 khubd

メモリ残量が余裕で,しかもその倍のswap容量がある。

何の心配も,恐怖心もない・・・。


この安心感は,お名前.comでは到底得られなかったものだ。


さくらVPSの評判

全体的な感触からすると,お名前.com のレビューとは雲泥の差となっている。

例えば

  • 「アクセス数が多かったり画像など転送量を食うようなコンテンツ持ってる人には勧められない。」

という意見が掲載されているが,その意見は,

「WordPressを1つ立ち上げるだけで,二日に1回サーバが落ちる」という前述のサービスと比べた場合,何を意味するだろうか。

また,

  • 「負荷が増えたら,ビジネスプランに切り替えて対処」

という意見もあるが,これは,

「ちょっとでもビジネスが関係している場合はやめておけ」と評される前述のサービスと比べた場合,何を意味するだろうか。

レンタルサーバー事業者 さくらインターネットの詳細情報・評価
http://www.rental-server.ws/server_de...

  • メモリ512MBでも、SWAPが使えるので、すぐには落ちません。業者都合で苦労させられるストレスが少ないのは大きい
  • Webはトラフィックが上がると503エラーになりやすいし,DBも負荷が上がるとアクセスしづらくなるので,その場合はビジネスプランに切り替えよ

結論

初期費用無料キャンペーンに乗せられて,当面の安さだけを理由に「お名前.com」を採用しよう,と考える経営者がいたら,思いとどまらせるべきだ。

運用中の障害対応時のコストや,開発時の作業効率や,そもそもの作業可能性といった各種コストを考慮すると,決して安くはない。


VPS上にデプロイしたいサービスの種類(サイト or アプリ)を考慮した上で,

サービス間でのスペック面の差異に十分注意を払うことが望ましい。