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シンハラ文字を覚える ・・・ (3) 次に覚えやすい8文字

言語 シンハラ語


前回は,シンハラ語アルファベットのうち,最も簡単な「丸」系の3文字を覚えた。

今回は,それら3文字に次いで覚えやすいと思われる8文字の覚え方を,4文字ずつに分けて記述する。

II 「己」系:

u   e
uu   ey
da   e,
a   ep'


まるで漢字の「己」のような筆運びを,本記事のシンハラ文字アスキーアートでは,アルファベットの「e」で表すことにする。というのは,実際には「己」の字よりもずっと上部が小さくて,丸まっているから。

しかし書き順は「己」の字そのもの。
書く際には,下側のカーブを大胆に書くこと。
全文字中で,この書き出しで始まる文字は大きな割合を占める。


母音のuの文字は,まさにこの「己」1文字。


uが長母音になってuuとなる場合,uの右側に,ひらがなの「り」,もしくは数学変数記号の「y」のような外見を持つ母音記号を添える。


「己」の文字を最後まで書いた後,そのまま筆を離さずに下側でクルッと回してはねると,dの子音になる。
この1文字でdaの音を表す。

この文字を平叙文の末尾(または,疑問詞の直後)に置くと,なんと疑問文になる。

 ※下記のURLに例文が載っている。

  シンハラ語講座・その3
  http://ameblo.jp/inaba-wanikichi/entry-10039439202.html

文が「〜ダ?」で終わるのは,日本語に似た物を感じさせる。


「己」に隣接するように「p」のような字を書くと,aの音をあらわす母音になる。
「p」を書く際に,その縦棒で,「己」の最下部を突き抜けるようにするとよい。
書き順はまさに「己p」を書くつもりでOK。


前回学んだ「ra」の文字と,ここで学んだ「a」の文字とを組み合わせて,ara「アラ」という音を作ると,これは「あの(人・物を指して)」という形容詞になる。
アスキーアートで書くと,

ep' O'

となる。

III 陰陽マーク系:

ga   (5)
ssa   (5∂
ha   e5)
bha   -e5)


これらの文字は,gaをもとに変化を加えていく事によって,一まとまりのグループとみなせるだろう。
いずれも,アスキーアートでは中央に「5」の文字がある。文字の左右を構成する部分が,その「5」の文字のところでかみ合うようなイメージ。


gaは,ひらがなで言えば「し」・「つ」を組み合わせたような書き順になる。
左右の対称性が高いので, (5) のような外見になる。
よく見ると,ちょうど英語のアルファベットの「G」の横線を下に垂れ下げたような構造にも見える。


gaの文字の最後の部分をクルッと丸めると,ssの子音になる。これは,「スリランカ」の最初の「ス」の音で使われている。
ただの「ス」の音ではなく,歯の間から息をたくさん出してから発音する「ッス」のような音。


gaの文字の左側を,「己」に変えてみる。すると,haの文字になる。
「己」の上部はあくまで小さく書くことに注意。


bhaは,ba「ば」の音の気音である。気音とは,息を強く吐き出しながら発音する子音のこと。

bhaの文字の書き出しは,「己」とは少し違う。

「己」のアスキーアートは e だが,bhaの場合は -e というアスキーアートを充てた。
この場合,「己」の上部の「⊃」の部分を書いた時点で,横棒を左へ伸ばす。
そして,一度筆を離してから,横棒の出っ張りがはっきり残るようにカーブを描き始めて反時計回りに回る。すると英語のアルファベット「e」の横線がはみ出したような構造になる。


e と -e は,実際のフォントで見るとほとんど同じで,書き順も似ている。しかし,書いている途中に横棒のでっぱりを作って一旦ストップする点で後者が異なっている。
e と同様, -e で始まる文字も多い。覚える際には区別に注意を要する。



ここで学んだ文字を組み合わせると,

gaha ガハ,「木・樹木」, (5) e5)

という単語が作れる。なお,順にシンハラ語の音価のアルファベット表記,音のカナ表記,日本語の意味,アスキーアートで書いた場合の外見,を表すものとする。



ここまでの文字を復習するためには,下記の3つの質問に自分の中で答えてみればOK。

  • シンハラ文字で,
    • 「丸」系の3文字は?
    • 「己」系の4文字は?
    • 「陰陽マーク」系の4文字は?

正確な根拠に基づいたものではないとしても,分類こそは暗記の薬である。
システマチックなグルーピングは,暗記を暗記では無くし,連想に基づいて芋づる式に物を思い出せるように助けてくれる。


次回は,かえるのような形をした「かえる系」の文字グループに挑戦しよう。



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