シンハラ文字を覚える ・・・ (9) 母音符号
このシンハラ文字を覚えるシリーズの最後として,母音符号を覚えよう。
ここまでに覚えた子音字に,これら母音字を適切に組み合わせる事ができれば,シンハラ語アルファベットの学習はひとまず終わりである。
アスキーアート
長音は:で表す。
図では,縦線の右側が長音である。
四角で囲ったものは同じ音を表す。
a そのまま
a: ]
ae て
ae: そ
i ⌒
i: ⌒"
u 」
u: ,」 y
e 6
e: 6 ' '
o 6 ]
o: 6 ]'
ai 66
au 6 y
解説
「あ」関係の音は4つある。
子音字に何もつけなければそれでaの音になる。aeは,アとエを同時に発音するようなもの。
iは子音字の上に,uは子音字の下にそれぞれ符号をふるケースがある。
AAではこれは表せないので,やむなく子音字の右側に添える事になるだろう。
u,u:は文字の右下にu字を書いて済ませるケースもある。
u:とe:はそれぞれ2通りの記法がある。どの子音字の場合にどちらを使うのかについては,南船北馬社「シンハラ語の話し方」付属の一覧表を参考にする。しかし,初期の段階ではまずは読むことに慣れるのを目指し,書く際の使い分けはまだ覚えなくてよいだろう。
aiとauは二重母音であり,これらも1つの母音符号として扱う。
ここまで学んだ内容は,記事中で適宜pdfや一覧画像の形でまとめられている。
それらを活用しながら実際のシンハラ文章の解読に取り組んでいけば,比較的早く文字と発音を習得することができるだろう。