Ruby on Rails 1.2 での開発のはまり所

Ruby on Rails 1.2.6 でWebアプリケーションを開発する際，はまった事のまとめ。

既に世の中では Rails 3.x以降のバージョンが出ているが，
この情報はレガシーRailsアプリケーションの保守・メンテに役立つだろう。

• （１） プラグイン関連
  • （１−１） acts_as_paranoid で論理削除しても，サーバ時刻がずれると未削除とみなされてしまう
  • （１−２） acts_as_paranoidで削除済みデータを検索するためには，パッチ適用が必要
  • （１−３） authenticated systemでユーザ管理している時，モデルからユーザ情報を参照したくなった
  • （１−４） acts_as_paranoid利用時にscaffoldを作ったら，情報の新規登録ができない
  • （１−５） acts_as_authenticatedがもはや使えなくなっている

• （２） マイグレーション関連
  • （２−１） マイグレーション実行中に，モデルオブジェクトが古いテーブル構造を保ってしまう
  • （２−２） マイグレーション中で，AR経由でのNOT NULL属性の変更はできない

• （３） テスト関連
  • （３−１） Test::Unitの実行は，静的なテーブル構造を前提としている。
  • （３−２） テストデータのfixtureが分割できない。

• （４） デプロイ関連
  • （４−１） Webrickが初回起動できない。
  • （４−２） Webrickがすぐに落ちる
  • （４−３） Windows環境でのデプロイ方法が見つからない
  • （４−４） Passengerでデプロイすると，うっかりSingletonが使えない。
  • （４−５） Webrickに接続できない

• （５） 環境関連
  • （５−１） いきなりディスク容量がいっぱいになる
  • （５−２） RDocをバージョン管理できない。
  • （５−３） RubyGemsでRails1.2をインストールできない

• （６） モデル関連
  • （６−１） スレッドを分けても，トランザクションは分かれない
  • （６−２） 新規行INSERT時に，モデルにidをセットしてしまうとsaveできない
  • 新しい行の作成
  • （６−３） モデルのインスタンスから，所属テーブル名を取得したい
  • （６−４） モデルにnewでidをセットできない
  • （６−５） :orderを:order_byと書き間違える
  • （６−６） テーブルがないとモデルはnewできない
  • （６−７） ActiveRecordの便利さを，Rubyの仕様と勘違いしてしまう
  • （６−８） idは飛び飛びになりうる
  • （６−９） モデル名が数字を含む場合，クラス名を間違えやすい
  • （６−１０） セッションを経由してアクションをまたぐと，set_table_nameが無効化される。

• （７） ビュー関連
  • （７−１） h()メソッドが，シングルクオートをエスケープしない。
  • （７−２） ビュー中では,case文の書き方に注意が必要
  • （７−３） インスタンス変数の扱いが，まるでグローバル変数のように煩雑になる。
  • （７−４） JavaScriptのコード中で h() したら，二重引用符が＆quot;と表示されてしまった
  • （７−５） ActionMailerをユーザによってカスタマイズ可能にしてしまうと，セキュリティホールになる

• （８） コントローラ関連
  • （８−１） paramsという変数をコントローラ内のメソッド間で持ちまわれない
  • （８−２） アップロードされたファイルを，直接セッションに格納できない。
  • （８−３） セッションが効かない。

• （９） Rails本体関連
  • （９−１） クラスやモジュールが馬鹿でかくなる
  • （９−２） 「便利オブジェクト」の置き場がわからない
  • （９−３） モデルやコントローラをフォルダ分けできない
  • （９−４） componentsフォルダの使い道が不明

• 補足（１）

• 補足（２）

※↑ もくじジェネレータ で自動生成